この記事では、子どもが卵アレルギーと診断されてから、わが家が実際に困ったことや、毎日の食事・おやつ・ベビーフードで工夫してきたことをご紹介します。
特に、
について、実体験をもとにお話しします。
同じように食物アレルギーと向き合っているご家庭の参考になればうれしいです。
卵アレルギーとわかったとき、正直「これからどうしよう…」と戸惑うことがたくさんありました。
「離乳食はどう進めればいいの?」
「食べられるものはある?」
「毎日のごはんやおやつはどうしたらいい?」
初めて診断を受けた日は、不安でスマートフォンばかり見ていたのを覚えています。
「同じような人はいるかな」
「みんなどうやって乗り越えているんだろう」
そんな気持ちで検索を繰り返し、安心できる記事に出会っては励まされる一方で、不安が大きくなることもありました。
特に離乳食期は、「食べる練習」をする大切な時期です。
だからこそ、「食べられないものがある」という事実に必要以上に落ち込み、「ちゃんと成長できるのかな」と心配になることもありました。
最初に驚いたのは、
「こんなに卵って使われているんだ」
ということでした。
パンひとつを選ぶだけでも卵が使われている商品が多く、食べられるものが思っていた以上に限られていました。
スーパーでは、初めて購入する商品を見つけるたびに立ち止まり、原材料表示を一つひとつ確認するのが習慣になりました。
「これなら大丈夫そう」と思って手に取った商品に卵が使われていて、棚へ戻すことも何度もありました。
実際に、「大人向けには卵を使っていない商品もあるから大丈夫だろう」と思ってチャーハンを購入したところ、卵が使われていたこともあります。
「ちゃんと確認したつもりだったのに…」と後悔した経験は一度ではありません。
それ以来、「知っている商品だから大丈夫」と思い込まず、購入前には必ず原材料表示を確認するようになりました。
離乳食のレシピ本でも、月齢が進むにつれて卵を使うレシピが増え、「これもまだ食べられないんだ」と手が止まることがありました。
気づけばメニューは、ごはんやうどん、野菜、豆腐など、安心して食べられるものが中心になっていました。
「また同じメニューになってしまったな」と感じる日も少なくありませんでした。
さらに、ハンバーグなどの「つなぎ」に卵が使われていることや、加工食品にも卵が含まれていることが多く、毎回原材料表示を確認することが日課になりました。
食べられるものが限られる中で、わが家で特に助けられた食材がいくつかあります。
まず意外だったのが、ベーグルです。
パンは卵を使用しているものが多く、「食べられるパンが少ない」と感じていましたが、卵不使用のベーグルを見つけたときは本当にうれしく感じました。
まだ小さい頃はそのままだと少し固かったため、スープにひたひたに浸してやわらかくしながら食べさせていました。
もう一つ、何度も助けられたのが納豆です。
たんぱく質を摂れるだけでなく、オクラやほうれん草などの野菜と混ぜてもよく食べてくれました。
「今日は何を作ろう」と悩んだ日でも、納豆のおかげで栄養を考えた食事を用意できたことが何度もあります。
おやつも選択肢は多くありません。
市販のお菓子は卵を使用している商品が多く、購入前には毎回原材料を確認していました。
いただきもののお菓子を食べられないこともあり、「せっかくいただいたのに申し訳ないな」と感じることもありました。
ベビーフードも、月齢が進むにつれて卵を使用した商品が増えていきます。
メーカーによって表示の仕方が少しずつ違うため、最初の頃は確認だけでも時間がかかりました。
それでも、使える商品を少しずつ覚えていくことで、「これは大丈夫」という選択肢が増え、買い物の負担も少しずつ軽くなっていきました。
悩んでばかりいても前に進めない。
そう思うようになってからは、「食べられないもの」ではなく、「食べられるものを増やしていこう」と考えるようになりました。
例えば、
完璧を目指すのではなく、「使える選択肢」を少しずつ増やしていくことが、親の気持ちにも余裕を与えてくれました。
卵を使っていない食品を見つけて、家族と同じような食事を一緒に食べられた日は、とても印象に残っています。
同じ食卓で同じようなものを食べると、子どももにっこり笑顔になってくれました。
その姿を見るたびに、「見つけてよかった」と心から思います。
反対に、家族が卵を使った料理を食べている横で、食べさせてあげられない日もありました。
じっとこちらを見つめる子どもの姿を見ると、「一緒に食べさせてあげたい」という気持ちになり、親として何とも言えない切なさを感じたこともあります。
だからこそ、卵を使っていない食品を一つ見つけるたびに、わが家では小さな喜びを家族みんなで分かち合っています。
もちろん、食事の進め方は自己判断ではなく、毎月医師に相談しながら慎重に進めています。
それでも、食べられるものが一つ増えるたびに、「ここまで頑張ってきてよかった」と感じます。
最初は不安ばかりでしたが、少しずつ「わが家なりのやり方」が見えてきました。
完璧じゃなくても大丈夫。
焦らず、その子のペースを大切にしながら、一歩ずつ進んでいけたらと思っています。
同じように悩んでいる方に、「うちも少しずつ前に進めるかもしれない」と思っていただけたら、とてもうれしいです。
次回は、初めての外食で気を付けていることや、お店選び・事前確認の方法など、わが家の体験をご紹介する予定です。
本記事は、わが家の実体験をもとに作成しています。
食物アレルギーの症状や治療方針には個人差があります。
食事や治療については、必ず医師などの医療専門職に相談し、それぞれの状況に合った方法で進めてください。