二人目の妊娠なら、少し余裕を持てると思っていた
「二人目の妊娠なら、一人目の経験があるから少しは余裕を持てるかな」
妊娠がわかったとき、私はそんなふうに思っていました。
一人目の妊娠中は、眠ければ休み、体調が悪ければ横になる。自分の体調を中心に過ごすことができました。
でも、二人目の妊娠は違いました。
目の前には、まだ3歳の子どもがいます。
自分がどれだけ気持ち悪くても、子どものご飯を用意したり、着替えを手伝ったり、保育園へ迎えに行ったり。さらに仕事や家事もあります。
「今日は何もせずに休もう」と思っても、なかなかそうはいきません。
特に大変だったのが、つわりでした。
私の場合は妊娠初期から吐き気やだるさがあり、中期に入る少し前まで続いたように感じます。
仕事も家事も育児も、ほとんど気力で乗り切っていました。
この記事では、3歳の子どもを育てながら二人目を妊娠した私が、つわり中にどんな生活をしていたのか、何に困り、周りにどう助けてもらったのかを振り返ります。
同じように上の子のお世話をしながら妊娠生活を送っている方や、二人目を考えている方に、「自分だけが大変なのではないんだ」と少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
一人目よりつらく感じた二人目のつわり
これはあくまで私の場合ですが、一人目のときよりも二人目のつわりのほうが、ものすごくしんどく感じました。
妊娠初期から吐き気があり、だるさも強く、すぐにソファーへ横になっていました。
少し動けるようになったら動く。
疲れたり気持ち悪くなったりしたら、また横になる。
そんな毎日だったように思います。
ただ、何も食べないでいると、それはそれで動けなくなってしまう感じがありました。
そのため、食べられる範囲で何とか食べるようにしていました。
食べ物だけでなく、飲み物にも悩まされました。
昨日は飲めたお茶が、今日はなぜか飲みたくない。
同じお茶なのに、急に味が受け付けなくなることもありました。
「じゃあ今日は何なら飲めるんだろう?」
そんなふうに、その日によって飲めるものを探していました。
私にとっては、つわりの症状そのものだけでなく、体調が悪くても日常生活を止められないことが、一人目のときとの大きな違いでした。
つわりがあっても、上の子のお世話は待ってくれない
どれだけ気持ち悪くても、「ママ」と呼ばれれば動かなければいけません。
子どものご飯を用意して、着替えを手伝って、保育園へ迎えに行く。
ひとつひとつは普段の生活の中では当たり前のことですが、体調が悪いと、その当たり前のことがとても大変でした。
特に「遊んでほしい」と言われたときは、複雑な気持ちになりました。
本当はもっと一緒に遊んであげたい。
でも、体がついてこない。
そんなとき、上の子は絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりして、一人で遊んでくれることもありました。
一人で遊んでくれる姿を見ながら、
「遊んでくれてありがとう」
と思う一方で、
「本当はもっと一緒に遊んであげたいのに、ごめんね」
という気持ちもありました。
あの頃は、子どもに対して「ありがとう」と「ごめんね」の両方をよく感じていたように思います。

そして、つわり中はテレビにもかなり助けてもらいました。
普段なら「テレビを見すぎかな」と気になるところですが、その時期はそんなことを気にしている余裕もありません。
子どもがテレビを見ていてくれる間に、少しでも横になれる。
それだけで助かっていました。
今思えば、あの時期はテレビにも大いに頼ってよかったのだと思います。
共働きの仕事も、ほとんど気力で乗り切った
当時は共働きだったので、仕事も続けていました。
つわりがつらくても、毎日なんとか仕事へ行っていました。
もちろん、仕事中につらくなることもありました。
そんなときは、医務室で休ませてもらうこともありました。
それでも一日を終えて帰宅すると、今度は家事と育児があります。
私の場合、一番つらかったのは、仕事を終えて帰宅し、家事や育児をひと段落させた後でした。
「やっと終わった……」
と思ったところで、一気に疲れが出ます。
ソファーに横になって、しばらく動けなくなる。
そんなこともありました。
今振り返ると、仕事も家事も育児も、よく気力だけでこなしていたなと思います。
つわり中の夕食は、コンビニにも頼った
家事も毎日完璧にできていたわけではありません。
本当に無理な日は、保育園のお迎えの途中でコンビニに寄って、夕食を買って帰ることもありました。
当時は、
「今日もちゃんとご飯を作れなかったな」
と思うこともありました。
でも、今になって考えてみると、それでよかったのだと思います。
仕事をして、子どものお世話をして、それだけでも十分頑張っていました。
つわりの時期くらい、料理をしない日があってもいい。
コンビニに頼ってもいい。
家事を最低限にしてもいい。
当時の自分に声をかけられるなら、「もっと手を抜いていいよ」と言ってあげたいです。
夫と実家に助けてもらいながら乗り切った
つわりの時期は、周りにもかなり助けてもらいました。
夫には休日、上の子との遊びをほぼ任せていました。
私はその間に休んだり、最低限の家事や育児をしたり。
休日に子どもの相手をしてもらえるだけでも、かなり助かりました。
そして、実家にもほぼ毎週のように帰っていました。
本当は妊娠が安定するまでは、家族にも妊娠したことを伝えないでおこうと思っていました。
でも、体調が悪すぎて、とても隠しきれません。
実家の家族も、ほぼ察していたと思います。
実家に帰ると、祖父母が子どもの相手をしてくれました。
その間、私はソファーで横になって休む。
それだけでも本当にありがたかったです。
妊娠中は、「周りに迷惑をかけたくない」「自分で頑張らなきゃ」と思ってしまうこともあります。
私自身もそうでした。
でも、実際に頼ってみると、助けてもらうことで休む時間を作ることができました。
今思えば、あの時はもっと遠慮せずに頼ってもよかったのかもしれません。
つわり中は、飲めるものも毎日変わった

つわり中は、食べ物だけでなく、飲み物にもかなり悩みました。
昨日まで飲めていたお茶が、今日は急にダメになる。
「昨日はこれを飲めたのに、今日は無理なの?」
そんなこともありました。
そのため、毎日のように「今日は何なら飲めるかな」と試していました。
そんな中で、私の場合は100%果汁のアイス系のものや、アイスボックスが比較的口にしやすかったです。
もちろん、これはあくまで私の場合です。
つわり中に食べられるものや飲めるものは、人によって違うと思います。
「これを食べれば大丈夫」というものがあるわけではなく、その日の自分が口にできるものを探していた、という感じでした。
昨日は大丈夫だったものが今日はダメ。
逆に、昨日は食べる気にならなかったものが、今日は食べられる。
そんなことの繰り返しでした。
「つわりはいつ終わる?」と夜な夜な調べていた
つわりがつらい時期、私は夜な夜な、
「つわり いつ終わる」
と調べていました。
調べたからといって、すぐに楽になるわけではありません。
それでも、
「あとちょっとかな」
「もう少しかな」
と、終わりを確認したくて調べていたのだと思います。
そして、
「あとちょっと、あとちょっと」
と自分を鼓舞していました。
つわりの真っ最中は、一日がとても長く感じます。
朝起きて、気持ち悪い。
仕事へ行って、何とか一日を終える。
帰宅して、子どものお世話と家事をする。
そして、やっと横になれる。
そんな毎日の繰り返しでした。
でも、少しずつ変化はありました。
お茶の好みも、だんだん安定してきました。
少しずつ飲めるものが増えてきて、動ける元気も戻ってきたように感じます。
「あれ?今日は昨日より動けるかも」
そう思える日が、少しずつ増えていきました。
今でも忘れられない、夫の「スペアリブ事件」

ある日、あまりにも体調が悪くて、夫に晩ごはんの買い出しをお願いしました。
「何か食べられそうなものを買ってきてほしい」
そんな気持ちでお願いしたのです。
そして、夫が買って帰ってきたものを見て、私は固まりました。
なんと、スペアリブ。
しかも、調理前の生のお肉。
「え……今これを見せるの……?」
と思いました(笑)。
つわりで肉のにおいもつらい時期。
もちろん、食べられるわけもありません。
あのときは本気で「はったおそうかと思った」と思うくらいでした(笑)。
もちろん、実際にはそんなことはしませんでしたが、それくらいつらかったということです。
夫も悪気があったわけではありません。
「何か食べられるものを」と考えて買ってきてくれたのでしょう。
それでも、あのときの私にとって、生のスペアリブはなかなかの衝撃でした。
今となっては笑い話です。
二人目の妊娠生活を思い出すときに出てくる、ちょっと笑える思い出のひとつになっています。
つわりが落ち着いて、少しずつ日常が戻ってきた
つわりが落ち着いてくると、少しずつできることが増えていきました。
それまでソファーに横になっていることが多かったのが、少しずつ動けるようになりました。
子どもと一緒に絵本を読んだり、話をしたり。
短い時間でも子どもと向き合えるようになったことが嬉しかったです。
「もっと遊んであげたい」と思っていた気持ちにも、少しずつ応えられるようになりました。
飲めるものが日によって変わっていたのも、少しずつ落ち着いてきました。
「あ、普通にお茶が飲める」
そんな小さな変化が嬉しかったのを覚えています。
つわりの真っ最中は、これがいつまで続くのかわからないように感じます。
でも私の場合は、少しずつ終わりに近づいていました。
赤ちゃんの産声を聞いたとき、ほっとした
こうして振り返ると、二人目の妊娠生活は、一人目とは違う大変さがありました。
自分の体調が悪くても、上の子のお世話があります。
仕事もあります。
家事もあります。
そして、お腹の中の赤ちゃんのことも気になります。
「ちゃんと栄養を取れているかな」
「無理をして赤ちゃんに影響はないかな」
そんな不安を感じることもありました。
それでも、夫や実家に助けてもらいながら、何とか毎日を過ごしました。
そして迎えた出産の日。
私の場合は、予定日より1か月ほど早く、緊急帝王切開での出産になりました。
赤ちゃんが産声を上げたとき、最初に感じたのは「嬉しい」という気持ち以上に、「無事に生まれてきてくれてよかった」というほっとした気持ちでした。
予定日より早い出産や、緊急帝王切開になったときのことについては、また別の記事で詳しく書きたいと思います。
二人目を考えている方へ
二人目の妊娠は、一人目の妊娠を経験しているからといって、必ずしも楽になるわけではありません。
私の場合は、一人目より二人目のつわりのほうがつらく感じました。
そして何より、体調が悪くても上の子のお世話があることが大変でした。
だからこそ、二人目の妊娠中は、すべてを完璧にやろうとしなくてもいいのだと思います。
私も、コンビニに頼りました。
テレビにも頼りました。
夫に子どもの遊び相手をお願いしました。
実家にも何度も助けてもらいました。
当時は「こんなに周りに頼っていいのかな」と思うこともありましたが、今振り返ると、頼れる人やものには頼ってよかったと思っています。
子どもが一人で遊んでくれたときには、
「ありがとう」
と思いました。
同時に、
「もっと一緒に遊んであげられなくてごめんね」
とも思いました。
でも、あのときの自分にできることを精一杯やっていたのも事実です。
つわりの真っ最中は、「いつ終わるんだろう」と毎晩のように考えていました。
それでも、少しずつ体調は変わっていきました。
そして最後に赤ちゃんの産声を聞いたとき、私は「あの時頑張ってよかった」と思うより先に、「無事に生まれてきてくれてよかった」とほっとしました。
今振り返ると、あのつらかった日々も、二人目の赤ちゃんに会うまでの大切な時間のひとつです。
※この記事は、筆者自身の二人目妊娠・つわりの経験をもとに書いています。妊娠中の症状や経過には個人差があります。体調について不安なことがある場合は、医療機関に相談してください。


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