この記事でわかること
前回に引き続き、今回は子どもの卵アレルギーが分かってから、実際の生活の中で困ったことについてお話しします。
今回のテーマは、「外食」と「買い物」です。
卵アレルギーが分かる前は、外食をするときも、スーパーで買い物をするときも、原材料についてここまで細かく考えることはありませんでした。
しかし、子どもが卵を食べられないと分かってからは、それまで当たり前だったことに、一つひとつ確認が必要になりました。
最初は、
「このメニューには卵が使われているかな?」
「見た目では分からないけれど、本当に大丈夫かな?」
「どこまで確認すればいいんだろう?」
と、何を選ぶにも疑心暗鬼になっていたように思います。
確認することが増え、気を遣う場面も多くなりました。
それでも、失敗や迷いを経験する中で、少しずつわが家なりの方法ができてきました。
この記事では、
- 外食するときに実際に確認していること
- お店選びで優先するようになったこと
- 店員さんへの確認について感じていること
- 少量食べさせたあとに気づいた失敗
- 買い物で原材料表示を見るときのポイント
- 「いつもの商品」との付き合い方
- 負担を減らすために変わってきたこと
について、わが家の実体験をもとにご紹介します。
食物アレルギーへの対応は、一人ひとり異なります。
この記事で紹介する内容も、「この方法なら大丈夫」というものではありません。
あくまで、わが家が実際に悩み、確認し、試行錯誤する中で続けてきた方法です。
この記事を参考にしながら、それぞれのご家庭に合った方法を見つけるきっかけになればうれしいです。
🍴 外食編|「普通に食べる」が難しくなった
どのメニューにも卵が入っているような気がして、疑心暗鬼になった

卵アレルギーと分かってから、外食でまず困ったのは、
「どのメニューに卵が使われているのか分からない」
ということでした。
以前なら、メニューを見ながら、
「今日は何を食べようか」
と、食べたいものを選んでいました。
しかし、卵アレルギーが分かってからは、まず「食べられるかどうか」を考えるようになりました。
揚げ物の衣、ハンバーグなどのつなぎ、パン、麺類、デザートなど、見た目だけでは卵が使われているか分からない料理もあります。
卵が見えていなければ大丈夫、というわけではないため、最初の頃はどのメニューを見ても、
「これにも入っているかもしれない」
と思ってしまいました。
食べられるものを探しているつもりなのに、いつの間にか、
「何を避ければいいんだろう」
と考えてばかりいたこともあります。
それまで気にしたことのなかった料理についても、一つひとつ疑って確認しなければならないような感覚がありました。
今思えば、卵アレルギーが分かったばかりで、何をどこまで確認すればいいのか、自分の中でも整理できていなかったのだと思います。
初めてのお店は、アレルギー情報が分かりやすいかを優先するようになった
外食先を選ぶときは、以前よりもお店の情報を確認するようになりました。
わが家では、特にアレルギーに関する情報を確認しやすいお店を優先して選ぶことがあります。
最初の頃は、外食に行ってから、
「何が食べられるんだろう」
と調べること自体に不安がありました。
そのため、できるだけ事前に確認できるお店のほうが、わが家には合っていると感じるようになりました。
特に助かると感じたのは、メニュー冊子そのものに「低アレルゲンメニュー」などと分かりやすく記載されているお店です。
最初から選択肢を見つけやすいため、
「何を食べさせればいいんだろう」
と、すべてのメニューを一から確認する負担を減らせるように感じました。
もちろん、表記があるからといって自分だけで判断できるとは限りません。
それでも、わが家にとっては、必要な情報を探しやすいこと自体が、お店を選ぶうえで大きなポイントになっています。
わが家の外食前の確認は、この順番

初めて利用するお店の場合、わが家ではおおまかに次のような流れで確認しています。
① 行ってみたいお店の候補を出す
まずは、家族で行けそうなお店をいくつか考えます。
② 公式サイトを見る
お店のメニューや、アレルギーに関する情報が掲載されているかを確認します。
③ アレルギー情報を調べる
子どもが食べられそうなものがあるか、分かる範囲で確認します。
④ 家族と相談する
確認した内容をもとに、「ここなら行けそうかな」と家族で相談します。
⑤ 問題なさそうなら行く
わが家として利用しやすそうだと感じた場合に、外食先として決めています。
こうして書くと、かなり慎重に調べているように見えるかもしれません。
実際、以前より外食前に考えることは増えました。
ただ、何も確認せずにお店へ行き、その場で困るよりも、事前にある程度調べておくほうが、わが家には合っていました。
毎回完璧に確認できるわけではありません。
それでも、あらかじめ家族で相談しておくことで、外食当日の不安を少し減らせているように感じています。
店員さんに聞けばいいと思っていても、実際にはなかなか聞けなかった
外食について書くと、「分からないことは店員さんに確認する」という方法を思い浮かべる方も多いと思います。
私自身も、確認できればそのほうがいいのだろうと思うことはあります。
ただ、実際の私は、店員さんにアレルギーについてなかなか聞くことができませんでした。
お店が忙しそうにしていると、
「今、聞いて大丈夫かな」
と思ってしまいます。
また、アレルギーについて聞くこと自体に少し恥ずかしさを感じてしまうこともありました。
そして、もう一つ不安だったのが、
「聞いたとしても、その情報が本当に正しいのか、自分では分からない」
ということです。
これは店員さんが悪いという意味ではありません。
私自身が、卵アレルギーへの対応について不安になりすぎていた部分もあると思います。
だからこそ、わが家では店員さんにその場で詳しく確認することを前提にするより、最初からアレルギー情報を確認しやすいお店を選ぶほうが、気持ちの負担が少ないと感じるようになりました。
人によっては、直接確認したほうが安心できる場合もあると思います。
わが家の場合は、まず自分たちで確認できる情報が分かりやすく用意されていることが、お店選びの大切なポイントになっています。
「これなら大丈夫かも」と思って、後から卵が入っていたことに気づいた
外食では、確認が足りずにヒヤッとした経験もあります。
あるとき、
「これならいいかな」
と思ったものを、少量だけ子どもに食べさせたことがありました。
そのときは、卵が使われているとは思っていませんでした。
しかし、後から調べてみると、実際には卵が使われていることが分かりました。
気づいたときは、とても反省しました。
「少しだけだから」
「見た目には卵が入っていなさそうだから」
「これくらいなら大丈夫かもしれない」
と、自分の中で勝手に判断してしまっていたのだと思います。
この経験があってからは、分からないものについて、
「たぶん大丈夫」
で決めないことを、より意識するようになりました。
もちろん、すべてを完璧に確認できるわけではありません。
それでも、実際に失敗した経験があったからこそ、分からないときほど自己判断しないことの大切さを、わが家なりに感じるようになりました。
初めて同じものを食べられた日のこと
初めて外食で、子どもが家族と同じものを食べられた日のことは、今でもよく覚えています。
これまで、家族が食べている料理を見ながら、自分は別のものを食べるという場面もありました。
そのため、家族と同じものを食べられたことが、本当にうれしかったです。
私も嬉しくて、
「同じものが食べられてうれしいね」
「これも一口食べてみようか」
と、何度も声をかけていました。
今まで我慢していた分、私自身のうれしさも大きかったのだと思います。
いつも以上につまみ食べをさせてしまったことも、今では大切な思い出です。
子どもが楽しそうに食べる姿を見て、
「外食って、ただ食事をするだけじゃないんだな」
と改めて感じました。
家族で同じテーブルを囲み、一緒に食事を楽しむこと。
以前は当たり前だと思っていた時間が、私たちにとっては特別な時間になりました。
もちろん、今でも確認が必要なことはあります。
それでも、少しずつ利用しやすいお店を見つけ、自分たちなりの方法が分かってきたことで、以前より外食を楽しめるようになったと感じています。
🛒 買い物編|毎回欠かせない原材料チェック

初めての商品は、まず表示全体を見る
買い物で大きく変わったことは、原材料表示を見る習慣ができたことです。
以前なら、何気なく手に取って購入していた商品も、今では初めて使うものを買う前に確認するようになりました。
わが家では、まず商品に書かれている表示全体を見るようにしています。
アレルギーに関する表示がまとまっている場合は、まずそこを確認します。
そして、それ以外の表示も見ながら、特に最後のほうに書かれている、
「一部に○○を含む」
といった記載も確認するようにしています。
これは専門的な確認方法というより、わが家が見落としを減らすために続けている見方です。
最初の頃は、何をどこまで見ればいいのか分からず、商品を手に取るたびに時間がかかっていました。
それでも、何度も確認するうちに、自分の中で、
「まずここを見る」
「次にここも確認する」
という流れが少しずつできてきました。
今では、買い物をするときの習慣の一つになっています。
思い込みで失敗した経験
原材料を確認しているつもりでも、思い込みで失敗したことがあります。
特に印象に残っているのが、チャーハンです。
以前、大人向けの商品で卵を使っていないチャーハンを見つけたことがありました。
その経験があったため、別の商品を見たときにも、
「これも卵は入っていないだろう」
と思い込んでしまいました。
しかし、実際には卵が使用されていて、後から気づいたことがあります。
「前に大丈夫だった商品と似ているから」
「同じような料理だから」
という理由だけで判断してはいけないと感じました。
同じ種類の商品でも、商品によって使われている原材料は違います。
この経験から、わが家では、
「似た商品だから大丈夫」
「前に大丈夫だったから今回も大丈夫」
と思い込まず、初めて購入する商品は改めて確認することを意識するようになりました。
何度も買う商品は自然に覚える。でも、使う前にも確認する
買い物を続けていると、何度も購入する商品が少しずつ決まってきます。
わが家の場合、商品名をメモしたり、写真を撮ったりして管理しているわけではありません。
何度も買ううちに、
「これはいつも買っている商品だ」
「このパッケージは見覚えがある」
というように、自然と覚えるようになりました。
それだけでも、買い物の負担は少し減ったように感じています。
ただし、覚えているからといって、そのまま何も確認せずに使うわけではありません。
使用する前には、念のため表示を確認するようにしています。
以前、思い込みで失敗した経験があるため、
「知っている商品だから大丈夫」
と思い込まないようにしたいと考えるようになりました。
毎回すべてを細かく覚えておくのではなく、覚えている商品でも必要に応じて確認する。
今のところ、このくらいのやり方がわが家には合っています。
すべてを細かく確認することは、少しずつ減っていった
卵アレルギーが分かったばかりの頃は、買い物をするときに、
「これも確認したほうがいいかな」
「見落としていたらどうしよう」
と、いろいろなものを気にしていました。
しかし、毎日の買い物で、すべてを同じように確認し続けるのは大変です。
そのため今では、パッと見て明らかに卵が使われていないと考えられるものについては、以前ほど細かく確認しなくなりました。
たとえば、肉や野菜などです。
最初は、何でも確認しなければいけないような気がしていました。
でも、生活を続けていく中で、自分の中でも少しずつ、
「ここはしっかり確認する」
「ここまで細かく確認しなくてもいい」
という考え方ができてきました。
これは、確認を適当にするようになったということではありません。
わが家なりに、毎日続けられる方法を探していく中で、少しずつ負担を調整するようになったという感覚です。
「いつもの商品」が増えると、少し気持ちが楽になる
最初は、スーパーに行くたびに、
「何を買えばいいんだろう」
と考えていました。
しかし、何度も買い物をするうちに、よく購入する商品が少しずつ決まってきました。
何度も確認したことがある商品や、普段から使っている商品を覚えていくことで、毎回すべてを一から探す負担が少し軽くなったように感じます。
もちろん、覚えている商品でも、使う前には念のため確認しています。
それでも、
「何も分からない状態から商品を探す」
のではなく、
「まず、いつもの商品を確認する」
という選択肢があるだけで、気持ちに余裕ができました。
わが家では、こうした小さな積み重ねが、買い物を続けるうえで助けになっています。
🌱 少しずつ、わが家なりの方法へ
外食や買い物は、毎日の生活に欠かせないものです。
だからこそ、卵アレルギーがあると、確認することも自然と増えます。
一つひとつの確認は、周りから見ると小さなことかもしれません。
でも、
「これで大丈夫かな」
「見落としていないかな」
と考えながら続けることは、思っていた以上に気を遣うものでした。
最初は、何を食べさせるにも疑心暗鬼になっていました。
外食では、どのメニューにも卵が入っているような気がして、なかなか気軽に選べませんでした。
買い物でも、どこまで確認すればいいのか分からず、時間がかかることもありました。
実際に、思い込みで失敗したこともあります。
それでも、経験を重ねる中で、
「情報を確認しやすいお店を選ぶ」
「外食前に家族で相談する」
「初めての商品は表示全体を見る」
「何度も買う商品でも、使う前には念のため確認する」
といった、わが家なりの方法が少しずつできてきました。
一方で、以前のように、すべてのものを同じように確認するのではなく、自分の中で確認の仕方を少しずつ整理するようにもなりました。
最初から完璧な方法を見つけられたわけではありません。
今でも迷うことはあります。
だからこそ、無理をしすぎず、そのときの自分たちに合った方法を少しずつ見つけていけばいいのかなと感じています。
この記事で紹介した方法が、すべてのご家庭に合うとは限りません。
わが家とは違う方法のほうが、続けやすいご家庭もあると思います。
それでも、この記事を参考にしながら、
「うちなら、こうしてみようかな」
「この部分は、自分たちに合う方法を探してみよう」
と、それぞれに合った方法を見つけるきっかけになればうれしいです。
これからも、わが家が実際に経験したことや、生活の中で工夫してきたことを記録していきたいと思います。
次回は、保育園やイベントなど、日常生活の中で感じた悩みや工夫についてご紹介する予定です。
注意事項
本記事は、わが家の実体験をもとに作成しています。
食物アレルギーの症状や必要な対応には個人差があります。また、個々の状況によって必要な食事管理や対応方法も異なります。
本記事の内容は、診断や治療、個別の医療判断に代わるものではありません。
食事や食物アレルギーへの対応については、必ず医師などの医療専門職に相談し、それぞれの状況に合った方法で進めてください。


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