卵黄でアレルギー症状が出たわが子|実は卵白が原因?オボムコイドやアトピー性皮膚炎との関係【体験談】

たまごアレルギー

※この記事は、わが家で経験した卵アレルギーについてまとめた体験談です。医学的な診断や治療を目的としたものではありません。症状や治療方針には個人差があるため、気になることがあれば必ず医師にご相談ください。

子どもが卵アレルギーだとわかってから、私は本当にたくさんのことを学びました。

それまでは、「卵アレルギー=卵を食べたらダメ」という程度の知識しかありませんでした。

周囲にアレルギーを持っている人がいたわけでもなく、卵アレルギーについて詳しく調べたこともありません。

ところが、実際に子どもが卵を食べたあとに症状が出てから、卵アレルギーに対する考え方が大きく変わりました。

「卵黄なら大丈夫なのでは?」

「卵黄を食べたのに、どうして症状が出たんだろう?」

「卵白と卵黄では何が違うの?」

「血液検査のオボムコイドって何?」

など、分からないことが次々と出てきたからです。

さらに、わが子は赤ちゃんの頃から湿疹が出やすかったこともあり、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーとの関係についても知ることになりました。

現在は、アレルギーを専門とする病院で診てもらいながら、医師の指導のもとで卵を少しずつ食べています。

この記事では、わが家が卵アレルギーと向き合う中で、私自身が「知らなかった」「勘違いしていた」と感じたことを中心に、実際の体験をまとめます。

卵アレルギーが分かったときの詳しい経緯については、こちらの記事にもまとめています。

赤ちゃんに初めて卵アレルギーの症状が出た日


最初は「よだれで口の周りが荒れたのかな」と思っていた

子どもに初めて卵を食べさせたときのことは、今でも覚えています。

最初に気づいたのは、口の周りが赤くなったことでした。

当時は、

「よだれで肌が荒れたのかな?」

くらいに考えていました。

赤ちゃんが離乳食で卵を食べている様子と、そばで見守る母親

赤ちゃんはよだれで口の周りが赤くなることもあります。

そのため、最初から「卵アレルギーかもしれない」と考えていたわけではありません。

ところが、その後だんだんと子どもの様子が変わってきました。

ぐったりし始め、意識がぼーっとしているように見えてきたのです。

そして、全身に蕁麻疹が出ました。

最初に口の周りが赤くなったときとは、明らかに様子が違いました。

「これは普通じゃない」

そう思いましたが、その時点では何が起きているのか分かりませんでした。


何のアレルギーなのか分からず、パニックになった

当時、私の周囲にはアレルギーを持っている人はいませんでした。

そのため、そもそも食物アレルギーを身近な問題として考えたことがありませんでした。

もちろん「アレルギー」という言葉は知っていました。

でも、実際に自分の子どもに症状が出ると、

「何が原因なの?」

「卵なの?」

「ほかに食べたもの?」

「どうしたらいいの?」

と、分からないことばかりでした。

何が起きているのか分からないことが、こんなにも怖いものなのだと初めて実感しました。

私はまず、同居している家族を真っ先に呼びました。

一人ではどうしていいのか分からず、とにかく誰かに来てほしいという気持ちだったことを覚えています。

今振り返っても、あのときは「アレルギーかもしれない」と冷静に判断できるような状態ではありませんでした。

食物アレルギーについて知識がなかったからこそ、余計に不安だったのだと思います。

※食後に意識がおかしい、ぐったりしている、呼吸が苦しそうなど、緊急性が疑われる症状がある場合は、この記事の体験談を判断材料にせず、速やかに医療機関や救急に相談してください。


卵黄なら大丈夫?私が最初に混乱した「卵黄と卵白」の違い

卵アレルギーについて調べるようになって、私が特に混乱したのが「卵黄と卵白の違い」でした。

離乳食では、固ゆで卵の卵黄から少量ずつ始める方法を知っていたため、

「卵黄は比較的アレルギーが出にくく、卵白のほうが注意が必要なのかな」

という程度の認識を持っていました。

だからこそ、卵黄を食べたあとに症状が出たことが不思議でした。

「卵黄しか食べていないのに、なぜ?」

これが当時の私の率直な疑問でした。

ところが、かかりつけ医から話を聞く中で、卵黄と卵白を完全に分けることの難しさを知りました。

固ゆで卵から卵黄だけを取り分けたとしても、卵白がまったく付着していないとは限りません。

見た目には分からない程度でも、卵白が付着している可能性があります。

そのため、卵黄を食べたあとに症状が出たように見えても、「卵黄が原因だった」と単純に判断することはできないのだと知りました。

これは、私にとってかなり大きな気づきでした。

それまでは、

「卵黄を食べた」

「症状が出た」

「卵黄が原因」

と考えていたからです。

実際には、食べたものだけで原因を自己判断するのではなく、症状や検査結果などを含めて医師に判断してもらうことが大切なのだと学びました。


血液検査で初めて知った「オボムコイド」

その後、かかりつけ医を受診し、血液検査を受けました。

その検査結果について説明を受けたとき、私が初めて聞いた言葉が、

「オボムコイド」

でした。

固ゆで卵と血液検査をイメージした書類を並べた写真

「オボムコイドって何ですか?」

と思わず聞き返したのを覚えています。

それまで卵アレルギーについて詳しく知らなかった私にとって、まったく聞き慣れない言葉でした。

オボムコイドは、卵白に含まれるたんぱく質の一種です。

卵白には複数のたんぱく質が含まれており、その中にはアレルギーの原因となるものがあります。

オボムコイドもその一つで、卵アレルギーの評価に関連して検査されることがあります。

私が印象に残ったのは、オボムコイドは加熱による影響を受けにくい性質があるということでした。

私はそれまで、

「卵をしっかり加熱すれば、アレルギーについてもあまり心配しなくていいのかな」

くらいに考えていました。

しかし、実際に調べてみると、卵アレルギーは「加熱すれば大丈夫」と単純に考えられるものではないことを知りました。

わが子の場合、血液検査でオボムコイドの数値が高めだったため、かかりつけ医から卵白との関係について説明を受けました。

血液検査の結果については、数字だけを見ても私にはよく分かりませんでした。

そのため、検査結果については医師から説明してもらうことが大切だと感じました。

実際の血液検査の結果や、専門医からどのような説明を受けたのかについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

卵アレルギーの血液検査を受けたわが子


血液検査のあと、アレルギー専門の病院を紹介された

血液検査の結果を確認したあと、かかりつけ医からアレルギーを専門とする大きな病院を紹介していただきました。

それまで私は、卵アレルギーについて分からないことばかりでした。

そのため、専門の先生に診てもらえることになったときは、不安がなくなったわけではありませんが、

「きちんと相談できるところがある」

という安心感がありました。

そして専門病院では、まず固ゆで卵の卵黄を少しずつ食べていくように指導されました。

最初は「また症状が出たらどうしよう」と不安でした。

それでも、自己判断で進めるのではなく、医師から指示された方法で少しずつ進めていくことになりました。

そこから、わが家の卵アレルギーとの付き合い方が少しずつ変わっていきました。


卵を少しずつ食べるようになって、現在は卵黄1個分まで

最初は少量だった卵黄も、医師の指導を受けながら少しずつ食べ進めていきました。

現在では、卵黄は卵1個分すべて食べられるようになりました。

子どもが卵を使った料理を食べている家庭の食卓

さらに卵白についても少しずつ進めており、現在は15g程度まで食べられるようになっています。

もちろん、ここまで来るまでには時間がかかりました。

「今日は大丈夫かな」

「次はどのくらい食べるのかな」

と不安になることもありました。

それでも、最初の頃と比べると、食べられる量が少しずつ増えてきました。

わが家の場合は、医師に相談しながら慎重に進めています。

どのように食べる量を増やしてきたのか、0.2gから始めた経過については、こちらの記事で詳しく記録しています。

たまごアレルギーのわが子が少しずつ食べられるようになるまで


アトピー性皮膚炎と卵アレルギーの関係を知った

卵アレルギーについて調べる中で、もう一つ印象に残ったのが、アトピー性皮膚炎との関係でした。

わが子は赤ちゃんの頃から湿疹が出やすく、肌荒れを繰り返していました。

当時の私は、

「肌が弱い体質なのかな」

くらいに考えていました。

しかし、アレルギーについて調べたり、医師から話を聞いたりする中で、皮膚のバリア機能と食物アレルギーとの関係について知りました。

皮膚のバリア機能が低下している場合、皮膚を介してアレルゲンに触れることが、食物アレルギーの成立に関係する可能性があると考えられています。

これを「経皮感作」といいます。

私自身、このことを知ったときはかなり驚きました。

それまで私は、

「アレルギーは食べたものによって起こる」

というイメージが強かったからです。

もちろん、アレルギーの仕組みは複雑で、すべての人に同じことが当てはまるわけではありません。

ただ、わが子はもともと肌荒れが気になっていたこともあり、

「皮膚の状態を整えることも大切なんだ」

と意識するようになりました。


卵アレルギーが分かってからスキンケアも意識するようになった

卵アレルギーが分かる前から、子どもの保湿はしていました。

ただ、アレルギーについて知ってからは、以前よりも肌の状態を意識するようになりました。

湿疹が出ていないか。

乾燥していないか。

赤くなっていないか。

必要なときには医師から指示された薬を使う。

こうした日々のケアを続けるようになりました。

卵アレルギーについて調べ始めたことがきっかけで、「食べ物だけを気にすればいいわけではない」ということにも気づきました。

私にとっては、これも卵アレルギーについて学ぶ中での大きな発見でした。


卵アレルギーが分かってから、普段の食事も変わった

卵アレルギーが分かってからは、普段の食事に対する意識も大きく変わりました。

それまでは、食品を買うときに原材料表示を細かく確認する習慣はありませんでした。

しかし、卵アレルギーが分かってからは、購入する食品の原材料を確認するようになりました。

お菓子を選ぶときも、

「これは卵が入っているかな?」

と確認します。

外食するときも同じです。

以前なら何気なく注文していた料理でも、

「卵が使われている可能性はないかな?」

と考えるようになりました。

ベビーフードを選ぶときも、原材料表示を確認する必要があります。

卵アレルギーになるまで何気なく購入していた商品でも、原材料を一つひとつ確認するようになったことで、食事に対する考え方はかなり変わりました。


卵アレルギーになって初めて分かったこと

子どもが卵アレルギーだと分かってから、私は本当にたくさんのことを学びました。

それまでの私は、

「卵アレルギーなら卵を食べられない」

というくらいの知識しかありませんでした。

しかし実際には、

  • 卵黄と卵白の違い
  • 卵白に含まれるたんぱく質
  • オボムコイドという検査項目
  • 血液検査の結果
  • 皮膚の状態とアレルギーとの関係
  • 食品の原材料表示
  • 医師の指導を受けながら少しずつ食べること

など、考えることがたくさんありました。

そして、何よりも大きかったのは、「分からないことが怖い」ということを実感したことです。

最初に症状が出たときは、何が起きているのかも分かりませんでした。

口の周りが赤くなったときは、よだれによる肌荒れだと思っていました。

そこから子どもがぐったりし、意識がぼーっとしているように見え、全身に蕁麻疹が出ました。

そのときは、何のアレルギーなのかすら分かりませんでした。

だからこそ、血液検査を受けたり、医師に説明してもらったりすることで、一つずつ分かることが増えていったのは大きかったです。


今では「少しずつ進んでいる」と思えるようになった

卵アレルギーが分かったばかりの頃は、

「これからどうなるんだろう」

という不安が大きくありました。

食事のたびに気をつけることも増えましたし、外食や買い物でも確認することが増えました。

それでも、医師と相談しながら少しずつ卵を食べ進めることで、現在では卵黄を卵1個分食べられるようになりました。

卵白も15g程度まで進んでいます。

最初の頃を考えると、大きな変化だと感じています。

もちろん、まだ治療の途中です。

これから先、どこまで食べられるようになるのかは分かりません。

それでも、最初の頃の「何が起きているのか分からない」という状態から、一つずつ知識を増やしながら進んできました。

今でも不安になることはありますが、以前よりは落ち着いて子どもの卵アレルギーと向き合えるようになったと思います。


まとめ|卵黄を食べたのに症状が出たことから、たくさんのことを学んだ

わが家が卵アレルギーを経験して、特に印象に残っているのは、

  • 卵黄を食べたあとに症状が出たことで、卵黄と卵白について考えるようになった
  • 卵黄を食べたからといって、原因が必ず卵黄とは限らないことを知った
  • かかりつけ医で血液検査を受け、「オボムコイド」という言葉を初めて知った
  • 血液検査の結果は、自己判断せず医師に説明してもらうことが大切だと感じた
  • その後、アレルギーを専門とする病院を紹介してもらった
  • 医師の指導のもと、卵黄から少しずつ食べ進めた
  • 現在は卵黄を卵1個分、卵白を15g程度まで食べられるようになった
  • 卵アレルギーをきっかけに、食品表示や外食などを細かく確認するようになった
  • アトピー性皮膚炎などによる皮膚の状態と食物アレルギーとの関係についても知った

ということです。

最初に症状が出たときは、本当に何が起きているのか分かりませんでした。

「卵黄なら大丈夫だろう」と思っていたこともあり、実際に症状が出たときにはかなり戸惑いました。

そこから、かかりつけ医を受診して血液検査を受け、検査結果の説明を聞き、オボムコイドという言葉を知りました。

その後、専門の病院を紹介してもらい、医師の指導のもとで少しずつ卵を食べ進めています。

現在では、卵黄は卵1個分、卵白も15g程度まで食べられるようになりました。

最初の頃と比べると、少しずつですが前に進んでいることを実感しています。

ただし、ここで紹介した内容はあくまでもわが子の場合の体験談です。

同じ卵アレルギーでも、症状や検査結果、食べられる量、治療方針は一人ひとり異なります。

この記事を読んで「うちの子も同じかも」と思った場合でも、自己判断で卵を食べさせる量を増やしたり、他の子の治療方法をそのまま試したりすることは避け、医師に相談してください。

わが家もまだ治療の途中です。

これからも医師と相談しながら、焦らず、子どものペースで卵アレルギーと向き合っていきたいと思っています。

この記事が、同じように子どもの卵アレルギーについて悩んでいるご家庭にとって、

「こんな経験をした家庭もあるんだ」

と知るきっかけになれば幸いです。

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